
仙台で書き下ろし道具の入ったスーツケースを無くして 所持金は1000円。
朝から何も食べてない僕が我慢しても、駐車場代もガソリン代は そういう訳にいきません。
僕がとった行動は 1000円は使いたくない。
100円ショップで 見しらね人に筆と墨を買ってくださいと頼みました。
いや 本当に!〓
そして 荷物がなくなったこと 詩人をして お金を返すことを話そうとしたのですが そこまで話を聞いてくれません。
ああ〜 筆と墨があればな〜と思いました。
次にとった行動は 商店の軒先に並べてあるお土産の食べ物の販売を手伝うということです。
お姉さんに言いました。
「並べておくより 僕から売り込んだほうが高率いいよ。
出来高で僕にお小遣いをくれても 絶対僕を使ったほうがいいから・・・」
お姉さんは苦笑い
店長に権限があるらしいのでお願いしましたが断られました。
オーナーではなく雇われ店長でしょうね。
うまく いきません。
そうしたら インスピレーションで声がしました。
「無駄な時間を使ってるんじゃない!」
と・・・
自分のできる分野で勝負をしました。
100円ショップで 筆 墨 紙を買い 段ボールをもらいました。
赤と青のマジックペンは出店のおばさんにもらいました。
段ボールにこう書きました。
「日本国首相を四人育てた 上州群馬から来ました・・・」
「世界で一つ
あなただけの詩を書きます
お代は見て決めてください
仙台で仕事道具の入ったスーツケースがなくなりました・・・
いまから あなたを感動させる詩を書きます
よろしくお願いします」
我ながらインパクトのある言葉ができたとおもいます。
巨大な段ボールにこのような言葉を書いて 壁に立て掛けました。
書いてる途中で通行人が立ち止まります。
目立ちます。
アホでもいいじゃん。
生き抜くことは冒険だよ。
立ち止まった 通行人に全身を使ってアピール
必死でした。

三人書かして頂き

四人目のお兄さんはアメリカ住在アーティストでした。

僕の段ボールの字を読んで 面白いやつだということで 僕に興味をもってくれました。
仕事道具がなくなっても前向きな考えと 道端で自分をアピールする能力
アメリカでは受け入れられるから ニューヨークでやってみろ ということで 彼のメルアドと電話を教えてもらいました。
手元に1500円と5ドルがあります。
今度は100円ショプでなく デパートの文房具売り場に走りました。
細と中の筆ペンと水差しを買いました。
書き下ろしの道具を少しづつ揃えていき 本来の姿に戻そうと必死でした。
筆ペンを買って 戻ると
なんとーー〓
お巡りさんが待構えてましたー。
誰かから通報が入ったらしい。
お巡りさんも仕方なげに「通報がきたら注意しなくちゃならないんだよ
事情はわかるけど
いちど片付けて」
神様ありがとうございます。
お巡りさんの言葉の裏にはここでやってはいけないといってません。
通報が入ったから注意にきたのだ 仕方なしにね・・・
まあ 僕が勝手にそう解釈しました。
30分様子をみて 懲りずに 相向かいにすわりました。
はじめて立ち止まった人は 噂に聞いてた
仙台の路上詩人
きりんさんです。
昼間は通報されるので 夜に路上をやるそうです。
少し 離れたところに きりんさんが座り 路上がはじまりました。
あとは 僕もいつも通りです。
メルマガ ブログ 読者に御礼を言わせて。
昨日 「試練だ〜」とメルマガ書いて たくさんの愛あるひとから 応援メッセージもったよ〓
本当に嬉しいよ〓
こんなに素敵な仲間がいてくれて しあわせだなー。
昨日 9月19日は 僕が路上をはじめて ちょうど五か月目なんだ。
それも 詩人になる前にいちどだけ 会ったことのある 富山の人が教えてくれたんだ〓
ありがたいねー。
遠く離れていても みなさんの愛をすごーく感じています。
いま 盛岡に向かってます。
愛してます。